四国がんセンター:病院をご利用の方へ

受診・入院・お見舞いにあたって:がんドックのご案内よくあるご質問

その1:PET-CT検査でなにがわかるの?

PETでは、体の中で「ブドウ糖(食べたご飯とか炭水化物からできる栄養分)」をたくさん消費するところが光って見えます。「がん」もそのほとんどはブドウ糖をたくさん消費する、いわゆる「大喰い」なので「がん」もPETで光ってきます。「大喰い」であればあるほど、がんの悪性度(性質の悪さ)が悪いことが分かっています。すなわち性質の悪いがんほどPETで光ってきます。
CTとPETを組み合わせた機械がPET-CTです。PETで小さく光っていてもそれがどこだか分からないと意味が半減しますよね。その為にCT(それも高性能!)を組み合わせています。

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その2:PET-CT検査は全身の1cmの大きさの「がん」が見つかるって本当?

その質問には「はい」とも「いいえ」ともお答えしかねます。「1cm大のがんが見つかる」こともあれば、「2cmのがんが見えない」こともあります。ひとくちに「がん」と言っても、上の質問でもあったように「大喰い」なものも、反対に「食が細い」ものもあります。「大喰い」ながん(先も言ったように特に性質の悪いタイプが多い!)は見つかりやすいのですが、「食が細い」がんはPETではあまり光らないから見つけにくい…そんな理由があります。
一般的には「食が細い」がんはゆっくり大きくなるのであまり性質が悪いわけではありません。
もう一つは、もともと「ブドウ糖の消費」をPETは見ているわけで、がんじゃないところでもブドウ糖をたくさん消費しているところが体内にはいっぱいあります。そんなところにできたがんはPETで「光っている中に光っている」ではわかりにくい…仕方ないけど理解できますよね。だから、今現在も新しいPETの薬の研究開発が世界中で進められています。

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その3:「PET-CT単独コース」と「男性・女性PET-CTがんドック」の違いは何?

上の質問の答えから続きますが、「PETで見えやすいがん」と「見えにくいがん」があるのは事実です。「見えにくいがん」の代表として肝臓がんや膀胱がんなどがあります。また、ごく初期の乳がん、子宮がんもどちらかというと「見えにくいがん」になります。それらを見つけるためには他の検査、例えばMRIやマンモグラフィなどを組み合わせた方が、がんの発見にはより有利になります。いろいろな検査の得意分野を組み合わせた女性のためのコースが「女性PET-CTがんドック」です。同じように男性のためのコースが「男性PET-CTがんドック」になります。

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その4:TVタレントが言ってたけどPETで「胃がん」は見えないって本当?

胃がんのすべてが見えないわけではありませんが、早期の胃がんや、やや進んだ胃がんでも特殊なタイプのものはPETであまり光らないのは事実です。またCTでも早期の胃がんを見つけるのは難しいので、胃がんに関しては胃カメラやバリウム検査での検診をおすすめします。当院では胃カメラを追加検査(オプション)に設けています。

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その5:「がん」が心配だからがんドックを受けたいんだけど毎年受けた方がいいの?

全てのがんは、極めて初期の時は今あるどんな検査でも見つけることは不可能です。今回の検査で「がん」が見つからなかったとしても、10年後もがんがない…ということはいえません。PETを用いた検診もまだ始まったばかりで、その有効性や検診間隔に関しても結論が出ていないのが現状です。そのため、はっきりとしたことはまだ言えませんが、毎年とまでいかなくても少なくとも2年を超えない範囲で受けられる方が、安心ではないでしょうか?また、できれば同じ施設で続けて受ける方が、過去の写真やデータとも比較できる分、精度は高いと思います。