四国がんセンター

名誉院長エッセイ<季刊>患者の言い分、医者の言い分

うれしいけど、体にこたえる…?:2013年7月号

孫がうるさくて…

今は夏真っ盛りです。「このところ暑いねえ。調子はどうですか」『いかんのよ。毎日いらいらして疲れるんよ』「そりゃあたいへんだ。でもどうして?」『孫が走り回って、やかましゅうてかなんのよ』「でもかわいいでしょうが」『ほうよ。かわいいのはかわいいんじゃが、あがいに走りまわらんかったらええんじゃがのお…』子供さんたちの里帰りにはつきものの、お孫さんたちの夏休みの光景ですね。

びっくりさせてやろう!

おじいちゃん、おばあちゃんの診察の時に、お孫さんたちがいっしょに診察室へ入ってくることがあります。回転いすをぐるぐる回して…正直なところ迷惑なのです…「ようし、驚かせてやろう!」おじいちゃんのお腹を触診している光景を見て、目を丸くしてとても不思議そうな顔つきです。『何してるの?』「こうやってお腹の中を見ているんだよ。手の先に目がついているからね」ますます目をまん丸くする子…たまにははったりで驚かせてやるのです。

そういえば

そういえば、私も小さい頃、夏休みには母のお里帰りにくっついていったものです。内子の山奥で、朝晩はとても涼しかったなあ…そうそう、朝起きると子どもたちがそろってスイカ取りに出かけるのです。ポンポンたたいて、「これがてれとる!」大きなスイカを運んでかえるのは大変でしたが、後の楽しみを思うと、そうは言っておられません。そう!スイカ割りです。
あるとき、こんなことがありました。
いつもは家の外でするスイカ割りを(当たり前ですよね)、一つ下のいとこが、家の中でしようと言い出したのです。「やろうやろう!!」子どもたちのことです。後のことなど考えなかったように思います。やっちゃいました。それも、座敷の畳の上で(-_-;)バシャッッ…パチパチパチ…直後に『こらああ!なにしよんぞ!』叱られはしましたが、大変なことをしてしまったという覚えがないのです。言い出しっぺが内孫の筆頭で、しかも男の子だったためかな…大事にされてたのでしょうね。こっぴどく叱られた記憶がないのです。いいのやら悪いのやらですが、言い出しっぺの彼は、今はちゃんと責任ある職に就いていますよ。ご心配なく。(^_^)v
ところで、兄に批判的な私の妹は、遠くからさめた目で見ていたようです。

おじいちゃんたいへんですねぇ

話を元に戻しましょう。いくらかわいい孫たちであったとしても、騒がしくされては述語の身にはこたえるでしょうね。孫たちが寝ているときだけが、体を休める時間です。と思いきや…次は、久しぶりにかえってきた息子や娘たちの相手をしなくてはなりません。子どもたちの相手を親に任せて元気を取り戻した実の子どもたちの相手で、ますますお疲れですね。ご苦労様です。

私も備えておかなくては…

孫や息子、娘たちがかえった後、ほっとして疲れが一気に吹き出すようですね。中には寝込む方もいらっしゃいます。
私にはまだ孫はいませんが、やっぱり親ばかならぬ、「爺バカ」になるのでしょうか。今のうちに体力を貯えておかなくては…さあ、今日もウォーキングに出かけるぞぅ(^_^;)

栗田 啓