緩和ケア
四国がんセンターでは緩和ケア病棟(25床)を平成18年4月に開設し、現在3名の医師と24名の看護師で診療に従事しています。我々は緩和医療の理念として以下の3つを掲げています。 (H22/4/1)
私たちはがんとともに生きる人々の尊厳を大切にし、
・がんに伴う身体的、精神的症状の緩和に努めます。・患者様とそのご家族の地域での生活を重視した療養を支援します。
・地域における緩和医療の普及と向上に貢献します。
これらの理念を生かすための緩和ケアの活動を続けており、緩和ケア病棟では常時18名-22名の患者さんが入院しています。私たちは患者さんが苦しむのを許しません。緩和ケアは決して看取りの病棟ではなく、がんに伴う症状コントロールを目的とした病棟だと認識し、専門的緩和ケア治療の導入と実践、在宅療養に移行できるための環境調整、在宅療養中の患者の緊急避難ベッドの提供、を目標に掲げて活動しています。そのため他施設に比して緩和ケア病棟滞在期間が短いのが特徴です。緩和ケア病棟だけでなく、緩和ケアチーム活動として一般病棟の緩和ケア実践、外来活動にも積極的に取り組んでいます。
(実績)ちなみに2006.4.1~2010.3の緩和ケア対応患者数は以下の通りです。
H18年度 |
H19年度 |
H20年度 |
H21年 |
|
| 入退院総数 | 240 |
262 |
336 |
317 |
| 死亡退院数 | 179 |
212 |
260 |
259 |
| 在宅療養へ | 48 |
44 |
62 |
42 |
| 近くへ転院 | 7 |
5 |
7 |
13 |
| 一般病棟へ転棟 | 6 |
1 |
4 |
2 |
| 入院中 | 0 |
0 |
0 |
21 (2010/4/1) |
|
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| 入院日数 (中央値) | 18日 |
13日 |
13日 |
13日 |
| 【平均在院日数】 | - |
24.2日 |
19.1日 |
19.7日 |
表)四国がんセンター緩和ケア病棟(H18年4月開設)の運営状況 (H22/4/1)
医師も看護師もみんな忙しく活動していますが、それだけ研修環境としては整っています。医師は緩和ケア専属の成本医師(元々は外科医でしたが、多くの終末期患者に接した臨床経験から志新たに緩和ケア医に転向した珍しい医師、外科医の経歴が信じがたい穏和な先生)、谷水医師(元は消化器内科専門(現在も併任中)、医療情報管理併任、がん相談支援・情報センター併任と何でも手を出してしまうおっちょこちょ医)、大中医師(消化器内科、心療内科、精神科と多才な医師。緩和ケアチーム担当)、看護師もホスピス認定看護師、若手からお母さんナースまで多士済々、こんな仲間と緩和ケアの実践と普及に向けて一緒に仕事をしてみませんか。環境も設備も抜群、一流の緩和ケア医になれること請け負います。もちろん緩和ケア研修だけでなく、専門資格としての臨床腫瘍医が取れるよう研修体制には工夫を凝らしています。
当院の緩和ケア病棟は都道府県がん診療連携拠点病院としての地域の核になる緩和ケア病棟であり、緩和ケアのオンコロジーエマージェンシーを重要視して活動しています。がん診療連携拠点病院として病棟内、病院内でなく常に地域を向いた緩和ケア医に育っていただきたいと考えています。
■四国がんセンター緩和ケアの理念
私たちはがんとともに生きる人々の尊厳を大切にし、
・がんに伴う身体的、精神的症状の緩和に努めます。
・患者様とそのご家族の地域での生活を重視した療養を支援します。
・地域における緩和医療の普及と向上に貢献します。
■四国がんセンター緩和ケア病棟の機能


・専門的緩和ケアの導入と適応
・在宅移行までのワンクッション
・在宅患者のバックアップベット
緩和ケア病棟に行ったら、もう生きては帰れない
→ 緩和ケア病棟に行ったら、近々再び家で生活できる
緩和ケア病棟に移って帰ったら、家でも安心できる



