臨床研究センター:センター各部門のご紹介

臨床研究推進部臨床試験支援室

臨床試験支援室紹介

新薬の開発は医学の進歩にとって欠かすことができないものであり、近年のがん生存率向上は画像診断の発達とともに、こういった新薬の開発によって達成されたと言っても過言ではありません。また、化学療法は単独の抗がん剤で行われることもありますが、多くは多剤を組み合わせたレジメンで実施されています。よって、新薬あるいは新しいレジメンが実際に患者さんに使われるようになるまでには何段階かの臨床試験が必要であり、これを“治験”あるいは“医師主導型臨床試験”(以下、臨床試験とする)と称しています。最近の臨床試験は大規模臨床試験に基づくエビデンス発信が求められており、そのほとんどは欧米からの発信であります。そこで、国立病院機構としましては、“世界に向けたエビデンス発信”を目指した治験体制の確立をひとつの柱に据えて、現在、それに向けた基盤整備を進めているところです。

四国がんセンターでは2001年に治験管理室を開設、翌2002年には新GCP(医薬品臨床試験の実施基準)実施に伴う治験体制の強化を図り、現在CRC15名 および事務職5名の計20名で臨床試験の支援にあたっております。

CRCの業務は治験依頼者(製薬メーカーあるいは臨床試験事務局)、治験実施者(医師)それに被験者(患者)の橋渡しをすることで臨床試験の円滑推進を図ることにあります。また最近は、地域がん診療拠点病院としてCRC育成のための研修生を受入れ、その指導に当たっています。このように仕事内容が多岐に渡り、スタッフは多忙な毎日を送っていますが、四国がんセンター臨床試験支援室一同として今後も良質で実施率の高い臨床試験を提供するべく、日夜、努力して参る所存であります。