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細菌感受性検査

薬剤感受性検査の依頼上の注意事項

  1. グラム陽性球菌(ブドウ球菌、腸球菌)
    • MPIPC ABPC PIPC CEZ CMZ IPA GM
    • AMK ABK EM CLDH MINO VCM FOM
    • CPFX ST
  2. グラム陽性・陰性球菌、グラム陽性桿菌
    • MPIPC ABPC PIPC CEZ CMZ
    • CCL IPM AMK GM EM CLDM
    • MINO VCM FOM CPFX LVFX
  3. グラム陰性桿菌
    • ABPC PIPC CEZ CTM CTX CMZ
    • CCL CAZ NFLX LMOX IPM
    • AMK GM MINO ST LVFX
  4. 嫌気性菌
    • PCG PIPC ABPC CMZ FMOX IPM
    • MINO SPFX CLDM DOXY CP ACV

 薬剤感受性は自動分析器(バイテック)測定を行います。なお、自動分析器で測定できない菌についてはディスク法(KB法)で検査します。
 報告は自動分析器によるMIC値とS.I.Rの3段階で下記の様に報告します。用手法はS,I,Rのみで報告します。

薬剤感受性試験 略語解説

略語 薬剤名 院内採用薬剤名 分類
ABK 硫酸アルベカシン ハベカシン注 アミノグルコシド系
ABPC アンピシリン × ペニシリン系
AMK 硫酸アミカシン 硫酸アミカシン注 アミノグルコシド系
CAZ セフタジジム モダシン注 セファロスポリン系
CCL セファクロル × 第一世代セフェム系
CEZ セファゾリンナトリウム オーツカCEZ注 第一世代セフェム系
CLDM クリンダマイシン ダラシン注 その他
CMZ セフメタゾールナトリウム セフメタゾン注 第二世代セフェム系
CP クロラムフェニコール × クロラムフェニコール系
CPFX シプロフロキサシン × ニューキロノン系
CTM セフォチアム パンスポリン注 セフェム系
CTX セフォタキシム セフォタックス注 第三世代セフェム系
DOXY ビブラマイシン ビブラマイシン錠 TC系抗生剤
EM エリスロマイシン × マクロライド系
FOM ホスホマイシン ホロサイルS注 その他
GM 硫酸ゲンタマイシン × アミノグルコシド系
IPM イミペネム チエナム注 カルバペネム系
LMOX ラタモキセフ × オキサセフェム系
LVFX レボフロキサシン クラビット注 ニューキロノン系
MINO 塩酸ミノサイクリン ミノマイシン注 テトラサイクリン系
MPIPC オキサシリン × ペニシリン耐性ブ菌用
NFLX ノルフロキサシン × ニューキロノン系
PCG ベンジルペニシリン × グラム陽性菌用ペニシリン剤
PIPC ピペラシリン ペントシリン注 広域合成(抗緑膿菌)ペニシリン剤
ST ST合剤 バクタ顆粒 配合剤
VCM 塩酸バンコマイシン バンコマイシン注・散 ポリペプチド系

その他院内採用薬(同分類の薬剤の感受性でご判断下さい)

略語 薬剤名 院内採用薬剤名 分類
AMPC アモキシシリン サワシリンカプセル ペニシリン系
AZM アジスロマイシン ジスロマック錠 マクロライド系
CAM クラリスロマイシン クラリス錠 マクロライド系
CFDN セフジニル セフゾンカプセル セフェム系
CFPM セフェピム マキシピーム注 セフェム系
CTRX セフトリアキソン ロセフィン注 セフェム系
FMOX フロモキセフ フルマリン注 オキサセフェム系
MEPM メロペネム メロペン注 カルバペネム系
PZFX パズフロキサシン パズクロス注 ニューキロノン系
SBT/CPZ スルバクタム/セフォペラジン ワイスタール注 β-ラクタマーゼ阻害剤ザイ
SBT/ABPC スルバクタム/アンピシリン ユナシンS注 β-ラクタマーゼ阻害剤ザイ
TOB トブラマイシン トブラシン注 アミノグルコシド系

S:Susceptible の略で感性を示します。

その菌株による感染症が禁忌のない限りその種類の感染症と感染菌種に関して推奨されている抗菌薬を投与する事で適切に治療できる場合に用いる。

I:Intermediate の略で中間を示します。

抗菌薬のMICが通常到達し得る血液内濃度と組織内濃度に近い分離菌で、反応率が感性の分離菌よりも低い場合に用いる。薬剤が生理的に濃縮される部位(例えば尿中のキノロン系薬薬やβーラクタム系薬)や高用量の薬剤を投与出来る場合(βーラクタム系)に、臨床上使用可能であることを意味する。「中間」のカテゴリーには、「緩衝域」も含まれ、コントロール下に無い、ささいな技術的要因によって、特に薬理作用と毒性の限界が狭い薬剤の場合に、解釈に重大な相違が生じる事を防げます。

R:Resistant の略で耐性を示します。

薬剤耐性の菌株は通常の投与方法で一般に到達し得る薬剤の生体内濃度によって発育が阻止されないもの、または特異的な微生物耐性機序が働くため(例えばβーラクタマーゼなど)臨床上の有効性が治験によって証明されていないものである。

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