胃の手術に関して起こりえる事
術後の合併症と後遺症
手術の後にはすべての人が順調に回復するわけではありません。
合併症 後遺症 などという予想外の結果が起こる場合があります。
合併症
-
出血
手術後に再び出血する -
肺炎
手術後に痰が出しにくく肺炎となる 特に喫煙者 -
縫合不全
腸をつないだところが漏れて腹膜炎となる -
肺梗塞
血の塊が肺にとんで詰ること 重症の場合には死亡する可能性もある -
術後膵炎
膵液が漏れて炎症を起こす -
脳血管系
脳梗塞、脳出血など予期せぬ病気の発生 -
心疾患
心筋梗塞、狭心症、不正脈など予期せぬ病気の発生 -
持病の悪化
後遺症
-
腸閉塞
癒着により腸が詰ってしまうこと 腹痛・嘔吐を伴う
手術が必要な場合もある -
ダンピング症候群
- 術前は胃の中で撹拌されて少しずつ腸に運ばれていた食事が、胃切除により急に腸の中に流れ込むことにより起こる症状
- 食事直後 発汗、動悸、全身倦怠感などの症状
- 食事後2〜3時間後 低血糖などの症状
- 術前は胃の中で撹拌されて少しずつ腸に運ばれていた食事が、胃切除により急に腸の中に流れ込むことにより起こる症状
-
貧血
胃を切除することにより、鉄分・ビタミンB12の吸収が悪くなくことにより起こる -
骨粗しょう症
胃を切除することにより、カルシウムの吸収が悪くなくことにより起こる -
逆流性食道炎
胃を切除することにより、逆流を防止する弁の動きがなくなってしまうことにより起こる
胃全摘術や噴門側胃切除後に起こりやすい
以上、例として挙げた合併症・後遺症は必ず起こるわけではありませんが、注意は必要です。
手術直後から術後1週間目くらいまでの間、おなかの痛みや体のつらさなど人によっては、イライラが強くなったりします。
しかしあせっても体はすぐには回復しません。できる範囲で動き、元の生活に早く戻れるように少しずつがんばってください。
われわれ医師・看護婦・薬剤師・栄養士など、皆さんが一日でも早く手術から回復されることを願って、最大限の努力をさせていただきます。
がんばって病気と闘っていきましょう。


