家族歴調査に関するアンケート
◆家族歴調査とは、病院に受診された患者さんのご家族の疾患情報をお聞きすることです。実際には下記のような家系図を作製します。
 この情報によって、患者さん御本人の検査では得られない疾患情報が得られ、病名確定の手助けとなったり、今後の診療上の注意点や治療・検査計画が立てられたり、ご家族の中で患者さんがおかれている立場や看護上の核となる方の存在など、医療上の重要な情報を得ることができます。さらに、家系内に同様の疾患が多発している場合には、遺伝的に受け継がれている疾患の発症の可能性を推測することが可能となる場合があります。

 四国がんセンターでは、平成13年度まで、文書による説明・同意を行った上で研究として家族歴調査を行ってまいりましたそれは、
1)最近の分子生物学の進歩とマスコミの報道によって、「家族性腫瘍と遺伝子変異」との関係が急速に普及してきたこと、
2)多くの医療関係者(主治医以外の医師、看護師、各種技師、各種臨床治験の依頼者も含む)が診療録を診ることができる、
3)日本では社会遺伝学の普及が不十分でなく、社会的差別、経済的差別が引き起こされる可能性が否定出来ない、
と考えたからです。一方では家族歴は遺伝(子)情報とは別であり、診療上必要な一般診療情として取り扱うべきであるという多くのご意見も頂いて参りました。そこで、私どもは、「がんセンター」という特殊な病院であることも考慮し、平成14年度から、文書による説明・同意を必要としない一般診療として、家族歴調査を行うことと致しました。

 そこで今回、家族歴調査に関して一般の方がどのように感じていらっしゃるのかについてアンケート調査を行うことといたしました。ご協力頂ければ幸いです。
◆家族歴調査に関する以下の質問にお答え下さい。
1.あなたは、病院・診療所を受信された際に、家族歴を聞かれたことがありますか?
2.あなたは、家族歴に関してお答えになられましたか?
3.その際、あなたのお気持ちはあえて表現すると以下のどれにあたりますか?
◆家族歴調査の有用点、問題点を簡単に列挙いたします。
【有用点】
●家系内で多発している疾患が把握でき、患者さん本人さらには血縁者の方の疾患の予防や早期発見が可能となることがある。またそのための支援を行うことも可能となる。
●患者さんと同じ病気にかかられている血縁者の存在がわかれば診療上の支援がスムースに行えることがある。
●患者本人の検査結果から得られない情報によって、診断が可能となることがある。それに伴い、治療方針が決定できる場合もある。

【問題点】 
●家系図の内容が外に漏出した場合には、結婚、就職などに影響を与える可能性が否定できない
●家族のことを聞かれることに対する不快感を感じる場合がある
これらの有用点、問題点をご理解いただいた上で、以下の質問にお答えください。
4.家族歴を聞くことは適切であると思いますか?
5.家族歴の調査に関し、文書による説明、同意は必要だと思いますか?
6.あなたの年令は?
7.あなたの性別は?
8.あなたのご職業は?
9.あなたのご家族の中にがんの患者さんはいらっしゃいますか。