(受託研究事務局

 新薬の開発は医学の進歩にとって欠かすことができないものであり、近年のがん生存率向上は画像診断の発達とともに、こういった新薬の開発によって達成されたと言っても過言ではありません。新薬が実際に患者さまに使われるようになるまでには何段階かの臨床試験が必要であり、これを “治験” と称しています。最近の治験の流れとしては、大規模臨床試験に基づくエビデンス発信が求められており、そのほとんどは欧米からの発信であります。そこで、国立病院機構としましては、“世界に向けたエビデンス発信” を目指した治験体制の確立をひとつの柱に据えて、現在、それに向けた体制整備を進めており、まさに道半ばといったところが現況であります。 
 四国がんセンターでは2001年に治験管理室を開設、翌2002年には新GCP(医薬品臨床試験の実施基準)実施に伴う治験体制の強化を図り、現在CRC 10名 および事務職 3名の計 13名で治験支援室の運営に当たっております。
 CRCの業務は治験依頼者(製薬メーカー)、治験実施者(医師)それに被験者(患者)の橋渡しをすることで治験の円滑推進を図ることにあります。また最近は、地域がん診療拠点病院としてCRC育成のための研修生を受入れ、その指導にも当たっており、このように仕事内容が多岐に渡り、スタッフは多忙な毎日を送っています。四国がんセンター治験支援室一同としては、今後も良質で実施率の高い治験を提供するべく、日夜、努力して参る所存であります。



臨床研究センター長

いぐち はるお

井口 東郎





SCC治験支援室