四国がんセンター:医療関係者の方へ

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腎がん手術後のスニチニブあるいはソラフェニブによるアジュバント療法

腎がん手術後のスニチニブあるいはソラフェニブによるアジュバント療法

完全切除がなされた腎がん(T1b, G3-4以上)に対するスニチニブ、ソラフェニブ、プラセボ投与の二重盲検試験です。1943例が3群に振り分けられ、1年間内服治療をします。非再発生存率の中央値は、スニチニブ群で5.8年、ソラフェニブ群で6.1年、プラセボ群で6.6年、各群間に有意差は認めませんでした。スニチニブとソラフェニブ投与群で高血圧や手足症候群の有害事象が多く、45%で投与中止になっています。また減量して開始しても30%で投与中止になりました。腎がん手術後の初めてのアジュバント試験でしたが、チロシンキナーゼ阻害薬はアジュバント使用で効果は認めませんでした。

2016年6月23日  橋根 勝義

進行腎がんに対するカボザンチニブ対エベロリムス

進行腎がんに対するカボザンチニブ対エベロリムス

一方、カボザンチニブも既治療の転移性腎がんに対してエベロリムスをコントロールに試験が行われ、無増悪生存率は7.4ヶ月対3.8ヶ月、有効率は21%対5%と良好だったものの、G3/4の有害事象は68%対58%だったと報告されました。この2剤の出現により転移性腎がんの治療体系は今後大きく変わることが予測されます。

2016年2月1日  橋根 勝義

進行腎がんに対するニボルマブ対エベロリムス

進行腎がんに対するニボルマブ対エベロリムス

待ちに待った免疫チェックポイント阻害薬、ニボルマブ(PD-1阻害薬)のデータが腎がんでも公表されました。また、全く同じ号にチロシンキナーゼ阻害薬の新薬、カボザンチニブのデータも公表されました。ニボルマブは、既治療の転移性腎がんに対してエベロリムスをコントロールに試験が行われ、全生存率は25.0ヶ月対9.6ヶ月、有効率は25%対5%、G3/4の有害事象は19%対37%といずれにおいても良好な結果でした。

2016年2月1日  橋根 勝義

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