四国がんセンター:医療関係者の方へ

Special recommended references for oncologists橋根 勝義

転移のある前立腺癌患者に対して前立腺に放射線治療を追加することで生存率が改善する

転移のある前立腺癌患者に対して前立腺に放射線治療を追加することで生存率が改善する

2004~2012年にかけて,転移のある前立腺癌患者 6,382名をデータベースから特定、その中で538名(8.4 %)が前立腺に放射線治療を受けていました。経過観察期間中央値 5.1年で,ホルモン治療と放射線治療の併用群でホルモン治療単独群より全生存期間の改善が見られました(中央値で55ヶ月対37ヶ月、P<0.001)。ホルモン治療と前立腺全摘除術の解析もなされ、ホルモン治療単独より生存率は良く、放射線群とは有意差はありませんでした。転移のある前立腺癌ではホルモン治療単独がこれまで一般的でしたが、今後治療効果予測因子が明らかになれば、放射線や手術の局所療法も選択肢になりそうです。

2016年10月24日  橋根 勝義

転移のある前立腺癌患者に対して前立腺に放射線治療を追加することで生存率が改善する

転移のある前立腺癌患者に対して前立腺に放射線治療を追加することで生存率が改善する

2004~2012年にかけて,転移のある前立腺癌患者 6,382名をデータベースから特定、その中で538名(8.4 %)が前立腺に放射線治療を受けていました。経過観察期間中央値 5.1年で,ホルモン治療と放射線治療の併用群でホルモン治療単独群より全生存期間の改善が見られました(中央値で55ヶ月対37ヶ月、P<0.001)。ホルモン治療と前立腺全摘除術の解析もなされ、ホルモン治療単独より生存率は良く、放射線群とは有意差はありませんでした。転移のある前立腺癌ではホルモン治療単独がこれまで一般的でしたが、今後治療効果予測因子が明らかになれば、放射線や手術の局所療法も選択肢になりそうです。

2016年10月11日  橋根 勝義

前立腺全摘除術はロボット支援と開腹のどちらが良いのか?

前立腺全摘除術はロボット支援と開腹のどちらが良いのか?

前立腺全摘除術に関して、ロボット支援手術と開腹手術のランダム化比較試験の結果が発表されました。両群163例ずつで(最終解析はロボット支援手術131例、開腹手術121例)、術後6週と12週の時点での排尿機能、性機能は両群で有意差はなく、断端陽性率(ロボット支援手術15%、開腹手術10%)も差はなかったとしています。術後合併症は、ロボット支援手術6例(4%)、開腹手術14例(9%)で有意差はないもののロボット支援手術の方が少ない結果でした。本研究の開始時点で開放手術の術者は1500症例以上経験しているのに対し,ロボット支援手術の術者は2年のロボットfellowship後に200症例しか経験していないという不利な条件下での試験ですが、同等の結果であったと言うことはロボット支援手術の有意性をある程度示しているかもしれません。もちろん論文にあるように今後長期間の観察は必要です。

2016年9月26日  橋根 勝義

腎がん手術後のスニチニブあるいはソラフェニブによるアジュバント療法

腎がん手術後のスニチニブあるいはソラフェニブによるアジュバント療法

完全切除がなされた腎がん(T1b, G3-4以上)に対するスニチニブ、ソラフェニブ、プラセボ投与の二重盲検試験です。1943例が3群に振り分けられ、1年間内服治療をします。非再発生存率の中央値は、スニチニブ群で5.8年、ソラフェニブ群で6.1年、プラセボ群で6.6年、各群間に有意差は認めませんでした。スニチニブとソラフェニブ投与群で高血圧や手足症候群の有害事象が多く、45%で投与中止になっています。また減量して開始しても30%で投与中止になりました。腎がん手術後の初めてのアジュバント試験でしたが、チロシンキナーゼ阻害薬はアジュバント使用で効果は認めませんでした。

2016年6月23日  橋根 勝義

進行腎がんに対するカボザンチニブ対エベロリムス

進行腎がんに対するカボザンチニブ対エベロリムス

一方、カボザンチニブも既治療の転移性腎がんに対してエベロリムスをコントロールに試験が行われ、無増悪生存率は7.4ヶ月対3.8ヶ月、有効率は21%対5%と良好だったものの、G3/4の有害事象は68%対58%だったと報告されました。この2剤の出現により転移性腎がんの治療体系は今後大きく変わることが予測されます。

2016年2月1日  橋根 勝義

進行腎がんに対するニボルマブ対エベロリムス

進行腎がんに対するニボルマブ対エベロリムス

待ちに待った免疫チェックポイント阻害薬、ニボルマブ(PD-1阻害薬)のデータが腎がんでも公表されました。また、全く同じ号にチロシンキナーゼ阻害薬の新薬、カボザンチニブのデータも公表されました。ニボルマブは、既治療の転移性腎がんに対してエベロリムスをコントロールに試験が行われ、全生存率は25.0ヶ月対9.6ヶ月、有効率は25%対5%、G3/4の有害事象は19%対37%といずれにおいても良好な結果でした。

2016年2月1日  橋根 勝義

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