四国がんセンター:医療関係者の方へ

Special recommended references for oncologists 2018年4月

膀胱がんに対する転移巣切除

膀胱がんに対する転移巣切除

転移を有する膀胱がんの標準治療は化学療法ですが、腎がんで有用性が示されている転移巣切除に関して膀胱がんではどうなのかをレビューしています。化学療法に対して効果があり、切除可能な転移巣で全身状態の良い患者が手術適応になり得るとレビュー結果をまとめています。具体的には化学療法に効果があった骨盤内あるいは後腹膜のリンパ節や、肺転移のみの症例が上げられます。これまでは化学療法しか治療がなかった転移巣に対しても、手術を組み合わせることで予後の改善が得られるかもしれない可能性が出てきました。ただし、ランダム化比較試験の結果では無いので症例選択には注意すべきです。

2018年4月25日  橋根 勝義

低用量のアビラテロンでも十分効果あり

低用量のアビラテロンでも十分効果あり

去勢抵抗性前立腺がんに対して有用性が示されているアビラテロンは、通常空腹時に1000mg内服しますが、250mgでも有効だという結果が報告されました。ランダム化第2相試験で、通常量のアビラテロン1000mg空腹時内服と250mgを低脂肪食と一緒に内服する群との比較です。両群36例ずつですが、PSA低下は低用量で58%、標準量で50%と差はなく、無増悪生存期間中央値も両群とも9ヶ月で差はありませんでした。追加試験での検証が必要ですが、アビラテロンの内服に関して有望な結果だと思われます。

2018年4月16日  橋根 勝義

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