四国がんセンター:医療関係者の方へ
部署案内:診療科・各診療部門案内血液腫瘍内科
特徴
リンパ腫、骨髄腫、白血病といった血液から発生した腫瘍の診断を行い、Evidence based Medicineを基本とした診療を行っています。
実施中の臨床試験
主な対象疾患
- 慢性リンパ性白血病
- リンパ腫
- 多発性骨髄腫、形質細胞腫
- 急性骨髄性白血病
- 急性リンパ性白血病
- 慢性骨髄性白血病
- 真性多血症
- 本態性血小板増加症
- 骨髄異形成症候群
- キャッスルマン病
- アミロイドーシス
病理医と協同して、より精度の高い診断を心掛けています。他院で診断のための組織生検を行った後にご紹介をうけた症例に対しても当院での診断レビューを行うようにしています。診断が難しいケースには他施設へのコンサルテーションも随時おこなっています。
疾患によっては無治療経過観察となる場合もあれば、すぐに化学療法が必要となる場合もあります。ご高齢や身体状況が芳しくない場合には治療による副作用・合併症が重症化することが知られています。当科では入院での化学療法を行う際に以下の3つを大きな柱と考えています。
- 経口栄養摂取の改善あるいは維持
- 身体日常活動度の改善あるいは維持
- 清潔行動の推進
具体的取り組みとして栄養サポートチームによる栄養管理、歯科による口腔粘膜ケア、リハビリテーション科による理学療法・作業療法、クリーンルームの整備(14床)、清潔行動の啓発などがあります。これらはサポーティブケアと呼ばれ、多職種協同で行うチーム医療の一環として行っています。また、診療全般に於いて看護師、薬剤師、医師によるカンファレンスを毎週行い、情報共有を行っています。
患者さん、ご家族の方々はご不安をかかえていらっしゃると思います。医療者と患者さんが目標をともに共有しながら療養に専念できるように心がけていきますので、どうぞご安心なさって療養に専念してください。
募集要項
スタッフ紹介
診療医師:血液腫瘍内科医長 吉田 功
専門領域
- 造血器腫瘍の化学療法
- 造血幹細胞移植
認定資格
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会 認定教育施設指導医
- 日本血液学会 血液専門医
- 日本血液学会 指導医
- 日本血液学会 中四国評議員
- 日本造血細胞移植学会 造血細胞移植認定医
- 臨床研修指導医
- 岡山大学医学部臨床准教授
所属学会
- 日本血液学会
- 日本造血細胞移植学会
- 日本リンパ網内系学会
- 日本がんサポーティブケア学会
- 日本臨床腫瘍学会
- 日本輸血・細胞治療学会
- 日本内科学会