四国がんセンター

名誉院長エッセイ<季刊>患者の言い分、医者の言い分

若くみえるのはいいこと? ですよね:2017年4月号

若いなあ

2年ぶりの来院です。『先生! 久しぶりじゃのぉ。ありゃあ先生、白髪が増えたのォ。どがいしたんぞ。ストレスが多いんじゃろのぉ。』「○○さんは、若いねえ。75には見えんぞね。」実際に、その患者さんは見た目60代前半にみえるのです。「調子は良さそうじゃけど、なんかええことがあったんかな。」『わしはのお、ついこのあいだ、ひ孫がでけてのお。まだ、長生きせにゃあいかんわい。ははは。』なるほど、普段から若くみえる上に、嬉しいことが重なってますます元気をもらったんですね(*^_^*)。

他にも…

がんをはじめとして、消耗性の疾患では、見た目、実際の年齢より年を取ってみえることが多いのですが、外来に通っている患者さんの中には、実年齢よりもかなり若くみえる方がいらっしゃいます。うち一人は、60代後半の女性ですが、どう見ても40代にみえるのです。物腰もそうですが、皮膚のしっとり感もしかりなのです。これは、色目で見てるのでは無くて、医学的に見てるのですよ。誤解なきように(^_^;)私なんぞ、だんだんと皮脂や皮膚の水分が少なくなって、いつもかさかさなのに…
初診の患者さんで、失言したことがあります。「どうぞお入りください。」女性が二人入ってきました。「今日はおねえさんといっしょですか?」『いえ、母です。』「えっ…失礼しました。お若いですねえ。」診察忘れて、一盛り上がりです。診察時間が普段の2倍近くかかりました(-_-;)

私は昔から…

私は、高校の時からおっさん顔で、実年齢よりも上に見られていました。大学時代のエピソードがあります。入学してから2年くらいたったころです。ある同級生が、私が現役で入ったことをしり、『栗田! おまえ、わし(医学生とはいえいろいろな言葉遣いがありました)より年下じゃったんかぁ。今の今まで、年上じゃと思うとった。』彼は、2浪だったのですが…当時は白髪など無かったのですが、白髪がちらほらし出してからは、どんどん増えていきました。娘に、一度聞いたんです。「染めてみようか?」”染めん方がいい!”この一言で、成り行きに任せることに決定。でも、白髪で年齢を感じることは正直言ってなかったなあ。年齢を感じだしたのは、眉毛に白いものが混じってきたことと、ビヨーンと長い眉毛が生えてきたことですね(^_^;)。これを読んでいる中には思い当たる人がいるでしょう!

同年代のタレントも多いです

私は、65才ですが、同じ年頃の役者さん、タレントさんは、数多くいます。さだまさしさん、志村けんさん、三浦友和さん、山下真司さん、阿川泰子さん、ビートたけしさん、小林薫さん、モト冬樹さん、等々たくさんいますよ。テレビの画面で見るだけですが、皆さんとても若々しいですよね。そうでなくっちゃファンが離れていくものね。相当気を配っているのだと思います。
実は、わたしも、若い時は年がいってみられていましたが、今は若くみえると言われます(~o~)。仕事を続けているからでしょうね。ありがたいことです。

皆さんもいつまでも若々しく!

先ほども書きましたが、私は、65才になり、このエッセイが出た頃には、院長の職を辞しています。この号をもって、筆を置きたいと思います。見直してみると、つたない文章ですねぇ…m(_ _)m長年にわたり掲載できたのも皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました。

もう一度、皆さん、いつまでも若々しく!

名誉院長 栗田 啓

バックナンバー