四国がんセンター:病院をご利用の方へ

クローズアップ四がん第一病棟部長 野崎功雄医師

専門・診療科
消化器外科
認定資格
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本がん治療認定医機構 消化器がん外科治療認定医
日本外科学会 外科指導医
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本食道学会 食道科認定医
日本食道学会 食道外科専門医
日本内視鏡外科学会 技術認定医
麻酔科標榜医
経歴
1992年(平成4年)
 岡山大学医学部卒業
2001年(平成13年)
 米国ピッツバーグ大学研究所勤務

できるだけ臓器を温存するように手術しています

先生の専門分野は?

消化器外科(食道と胃の手術)が専門です。特に内視鏡外科手術(カメラを用いた外科手術)を得意としています。

モットーを教えてください。

手術は人間にとって必要な臓器を切除しますから、できれば避けたい治療法です。がんの治療と聞くと手術が思い浮かびますが、手術が必要でない場合もあります。例えば、胃カメラ・大腸カメラで切り取れる早期のがんや、放射線治療で根治できる早期の食道がんにすぐに外科手術をすることはありません。また進行しすぎたがんや、体力がないお年寄りには外科手術が無意味なこともあります。私たちは毎週開かれる会議で、本当に手術が必要かどうかよく検討してから、患者さんに手術をお勧めしています。

どのような手術をしていますか?

もし手術が必要となっても、できるだけ臓器を温存する努力をしています。例えば胃の入り口側にがんができた場合、胃の上側を切除して食道と残った胃とをつなぐ手術を行うと、つなぎ目から胃酸が食道に逆流し、逆流性食道炎が起きるため、多くの病院では胃全摘(胃を全部切除する手術)をすることが一般的です。当院ではできるだけ下側の胃を温存するために「観音開き法」という方法で食道と胃をつないでいます。観音開きのように開いた胃の壁のドアが胃酸の逆流を防いでくれるからです。これまで41人の患者さん(17人が腹腔鏡手術)に行い、胃をできるだけ大きく残すことで術後の体重減少や貧血を予防できました。

観音開き法
観音開き法図解

最後に一言お願いします

消化管の手術を受けると、食事があまり食べられなくなったり、下痢したり、やせたりしますので、手術に対して不安に思うことも多いと思います。私たち外科医師は患者さんのがんを治療するだけでなく、術後の生活がよくなるように心がけていますので、いつでもご相談下さい。

消化器外科スタッフ
消化器外科スタッフ