平成15年度公開セミナー

〜 がんと共に生きるために 〜 Part5

主催:四国がんセンター看護部 公開セミナー委員
 
10月
12月
 
 
第31回
終了しました 平成15年5月23日(金)
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 内科医長 舛本 俊一
肝炎ウイルスと肝癌について
 わが国において、肝癌は、胃癌、肺癌についで、3番目に多いがんです。肝癌の発生は肝炎ウイルスの感染が母地となることが知られています。今回、肝炎ウイルスと肝癌の関係、特に問題となっているC型肝炎と肝癌について、その疫学、診断、治療の最前線について述べていきます。
第32回
終了しました 平成15年6月27日(金) 
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 形成外科医長 河村 進
がん治療にともなうリンパ浮腫について
 がんの治療後にリンパ液の流れが悪くなって、タンパクと水がたまり、手足にむくみを生じる事があります。これをリンパ浮腫と言います。リンパ浮腫の原因には、生まれつきリンパ管がうまく成長しなかった場合、癌の手術、放射線治療、リンパ管の炎症などがあります。 今回は、がん治療後に生じるリンパ浮腫がどうして起きてしまうのか?また、浮腫が現れた場合にどのような処置、治療が必要であるのかについてわかりやすく説明を行います。
                                                                                  
第33回
終了しました 平成15年7月25日(金)
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 外科医師 澤田 茂樹
肺がんの外科的治療について
 がんの中で肺がんの死亡率は、男性では現在胃癌を抜き癌死の一位になっている。肺がんに対する治療は、手術が可能であれば手術が一番根治率が高い。肺がんの手術は、癌を含んだ肺葉の切除(肺はいくつかに分かれていて、それぞれを肺葉という)と縦隔リンパ節(肺周囲のリンパ節)の切除が根治性及び標準的な手術操作とされている。癌の大きさ、位置によっては片肺を全部取る必要があるときもある。しかし、大きく取れば取るほど術後の呼吸困難など身体に対する影響が大きくなる。近年CT検診の開始により、非常に早期の肺がんが見つかるようになり、このような症例では肺葉切除ではなく、縮小手術として腫瘍を含めて周囲を取る肺部分切除も行われるようになってきた。このような肺の手術を行う方法として、従来からある胸を大きく開ける方法(開胸)とカメラを補助にした胸腔鏡下(Video-Assisted Thoracic Surgery:VATS)の手術がある。胸腔鏡下の手術はリンパ節切除の確実性などまだ論議が多いが手術創は開胸に比べて小さくでき、術後の痛みは確実に少なくなるため、患者さんに対して利点も多く、当院では早期癌を対象に胸腔鏡下の手術を行っている。また、術後再発率を下げるための術後抗癌剤などについて現在研究されている。
第34回
終了しました 平成15年8月22日(金)
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 看護師長 井上 るり子
みんなで支える緩和ケア
 がんの診断・治療の進歩は治癒率の向上と生存期間の延長を可能にしました。しかし、治癒できない場合の対応は、今までほとんど考えられていませんでした。しかし、死はどうしても避けられない人生の自然な出来事であると捉え、不自然な延命より苦痛を緩和し、人間らしい生を全うすることを援助するという考えが広まるようになりました。現在、緩和ケア病棟として承認を受けている施設は全国113施設、2139床あります。そこでは、がんの末期患者さんの痛みや、倦怠感(しんどさ)、吐き気や嘔吐などの様々な症状、患者様・ご家族の方々の悩みや不安に対して、また、患者様にできる限りその人らしい生を送っていただけるよう、いろいろな専門職から成るチームで援助しています。「みんなで支える緩和ケア」というテーマは、決して患者様・ご家族の方だけが苦しまないよう、皆でお互いを支え、皆さんと共に歩んで生きたいという思いを込めました。そんな私たちの目指す緩和ケアを皆様と一緒に考えたいと思います。
第35回
終了しました 平成15年9月26日(金)
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 副看護師長 森田 純子
外来で行う化学療法の実際
 外来で行う化学療法は平成15年4月より通院治療室で行われています。通院にて抗がん剤の治療を行っている人は年々増加しています。当院も同様の傾向です。それに伴い抗がん剤治療を行う方専門の通院治療室を開設しました。その経緯、実際に行っていることについて看護師の視点から述べていきます。
第36回
終了しました 平成15年10月4日(土)
国際ホテル松山 本館
国立病院四国がんセンター 医師・薬剤師・看護師及び治験患者
午前(第一部) ; 医師・薬剤師・看護師及び治験患者による講演と質疑応答
           医療相談、健康相談
午後(第二部) ; 臨床試験とがん看護を考える研究会
           その1:意見交換会
           その2:抄読会
第37回
終了しました 平成15年11月28日(金)
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 放射線科医長 最上 博
放射線科と画像診断
 放射線科とは、放射線を用いて行われる診断と治療に携わる診療科です。新しい診断 機器や手技が開発され、現在では放射線を用いない診断手段や検査にも広く関わるた めに放射線科という言葉は必ずしも適切ではないかもしれません。総合的に画像診断 を司る診療科のことです。
 現在の臨床医学は、画像診断なくして成立しえないと言っても過言ではありませ ん。本院でも、がんの診断にCT・超音波・MRIなど、近年急速に発展した機器 と、従来からある単純X線撮影、各種造影検査、核医学等を上手に組み合わせて、無 駄なく、効率よく使っていく工夫をしています。がん専門病院である本院での画像診 断の特色と、工夫、検査を受ける際の注意点等について解説します。
第38回
終了しました 平成16年1月16日(金)
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 耳鼻咽喉科 藤澤 琢郎
頭頚部がんについて
 頭頚部がんとは、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか。あまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、頭頚部つまり、頭部、顔面、頚部にできるがんのうち脳や脊髄などの中枢神経にできる腫瘍を除いたものと定義されます。頭頚部とは美容的に重要なだけで無く、摂食や呼吸を行う場所として重要な機能が集まっています。したがって、頭頚部がんの治療にあたってはこれらの機能や臓器を可能な限り温存し、場合によっては再建を行う必要があるわけです。ですから治療にあたっては、これらの領域に精通する耳鼻咽喉科医師が診療において中心的な役割を果たすことになります。今回はこの頭頚部がんの診断や治療について、日常生活で注意すべき点も含めてお話したいと思います。
 
第39回
終了しました 平成16年2月27日(金) 
国立病院四国がんセンター 2F会議室
国立病院四国がんセンター 内科医師 平崎 照士
胃がんのITナイフによる治療について