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| はじめに | |||||
ヨウ素125(I−125)の永久留置による小線源療法(ブラキセラピー)は、前立腺がんに対する放射線治療として、アメリカでは15年以上前より行われており、一般的な治療として既に確立されています。最近ではアメリカで年間50,000人以上がこの治療を受けており、この数は手術(前立腺全摘除術)を受ける人とほぼ同数です。 |
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目 次 |
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|1.小線源療法 | 2.小線源療法の長所| 3.小線源療法の短所 | 4.治療までの流れ| |5.治療の実際| |6.治療の合併症| 7.治療後の注意事項 | 8.費用 | ◆ファイルのダウンロード |
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| 1.小線源療法(ブラキセラピー)とは |
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小線源療法とは小さな放射性物質を治療する臓器(ここでは前立腺)に挿入して行う放射線治療です。前立腺がんではヨウ素125(I−125)を封入したシード(下図)を前立腺に永久的に挿入します。 ![]()
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| 2.小線源療法の長所 |
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| 1)安定した照射野が得られる 前立腺は腸管の動きや膀胱内の尿量によって位置が変化し、一般に1-2pは移動します。外照射の場合は照射位置を決定するとそこに照射を繰り返しますので、照射野が前立腺から少しずれる可能性があります。小線源療法の場合には線源が前立腺内にあるため、確実に前立腺内に照射が行われます。 2)放射線障害がおこりにくい(副作用が少ない) 3)尿失禁が少なく性機能が維持されやすい 4)入院・治療期間が短い |
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| 3.小線源療法の短所 |
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1)すべての前立腺がんには行えません
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| 4.治療までの流れ |
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| 1)初診から治療の決定まで 他施設で生検を受けられ、前立腺がんの診断がついた方は初診時に来院までのデータ(可能な 限り紹介状)をお持ち下さい。必要な情報は下記の通りです。 ・現在服用中の薬(アスピリンやワーファリンなど出血傾向をまねく薬剤は治療の前後1-2週 間ほど休薬が必要です) ・可能ならばレントゲン写真 ・生検の病理標本(必ず当院の病理医で確認させていただきます) これらのデータをもとに、この治療法が可能かどうかが決定されます。その後、患者さまに この治療を受けられるかどうかを決心していただくことになります。 2)治療前のプランニング(照射計画)
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| 5.治療の実際 |
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| ・麻酔は基本的に腰椎麻酔
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![]() ・治療時間:約1.5〜2時間
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| 6.治療の合併症 |
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| ・排尿困難:頻繁に認められる症状で、術後7-10日ごろから出現することもあります。症状が強くでる場合では尿が自力ででなくなるようなことがあります(尿閉)。前立腺肥大症の治療薬である、尿道での尿の抵抗を抑える薬(αブロッカー)を内服していただきます。 ・直腸出血、潰瘍:術後6-18ヶ月で出現することが多く、非常に稀ですが人工肛門造設の可能性もあります。 ・性機能障害:約4.-21%の頻度で認められますが、他の治療よりは明らかに優れています。 ・その他、血尿(ほぼ100%)、血精液症、頻尿、尿意切迫、尿道狭窄、尿路感染,会陰痛の可能性があります。 |
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| 7.治療後の注意事項 |
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| 1)前立腺に埋め込んだ線源は放射線を出しますが、ほとんどは前立腺に吸収されてしまいます。尿、便、汗、唾液などの分泌物にも放射能はありません。周囲の方に与える放射線量は人が自然に受けている放射線よりも低いことがわかっています。しかし、一定の期間は周囲の方への配慮が必要です。小さいお子様を長時間ひざに抱いたり、妊婦との長時間の接触は避けて下さい。ただし、線源による外部への被爆はほとんど問題にならないため、同室での就寝や団欒(だんらん)は問題ありません。術後60日で放射能は半減しており、1年たてば周囲への影響を気にする必要はなくなります。
2)性交は術後4週間以降で可能です。ただし、精液中に線源がでてくる可能性があるため、術後1年間はコンドームを使うようにしましょう。 3)治療後1年間は「治療カード」を携帯して下さい。飛行機での金属探知器に問題ありません。また、1年以内に何らかの手術が行われる場合には、手術を担当する医師から当院の担当医に連絡するようお願いして下さい。また、線源留置後1年以内に何らかの原因で死亡された場合には、解剖して前立腺を摘出する必要がありますので、家族の方は担当医に必ずご連絡下さい。
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| 8.費用 |
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治療費は線源代を含めすべて保険の適応になりますが、個室料金は自費になります。この治療の場合には個室を必ず使用する必要があります。 |
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| ◆ファイルのダウンロード |
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『前立腺がんに対するヨウ素125線源を用いた小線源療法(ブラキセラピー)』をダウンロード出来ます。
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