■新 着 情 報
2012.1.29.新着情報
2011年の手術実績および臨床統計をアップしました。腹腔鏡下前立腺全摘除術は、これまでですでに140例を超え、四国ではトップです。また、手術結果も切除断端陽性率(癌の取り残しの可能性)が10%以下になり良好な成績です。腹腔鏡下腎部分切除術も手技的に安定してきたため、35mmまでは開腹ではなく、腹腔鏡で行うことにしています(突出型に限る)。
2011.12.13.新着情報
現在の腹腔鏡下前立腺全摘除術の状況についてお知らせします。今年もすでに手術件数は60例を超え、安定した手技になりました。これまでに施行した手術件数も130例に達し、四国地区ではトップです。
「四国がんセンタ―ニュースNo.37(2011年10月)」の5ページに関連記事が載っています。
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2011.1.25.新着情報
2010年の手術実績および臨床統計をアップしました。手術では、前立腺全摘除術がすべて腹腔鏡下で行われています。これまでの平均手術時間は266分で、特に大きな合併症もなく安全に行えています。また、膀胱前摘除術の尿路変向はほとんどが新膀胱になり、QOL(生活の質)の低下をきたさないようにしています。
2010.1.29.新着情報
昨年度の 臨床統計 をアップデートしました。また、昨年から始まった腹腔鏡下前立腺全摘除術もすでに20例を超え順調な経過をたどっています。
愛媛県下で初めて腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術の施設認定を取得(10月20日)
かねてから申請していた腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術の施設認定が正式に決まりました。これにより11月1日より通常の診療(保険診療)として腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術が可能になりました。
低侵襲手術が普及するに従い、可能な手術は低侵襲の代表格である腹腔鏡手術への移行が進んでいます。前立腺がん手術も同様で腹腔鏡による手術が可能になっていましたが、特殊な技術を要するため全国でも限られた施設でしか行われていませんでした。当院ではこの手術を習得し、愛媛県下で初めて施設認定を取得しました。この手術の導入により患者さまにとってのメリットも大きく、満足していただけるものと確信しています。
腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術の施設認定について
当院では現在、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術の施設認定の申請を行っています。遅くとも10月末までには取得できる予定です。これにより腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術も通常の保険診療で行うことができます。腹腔鏡下手術は低侵襲ですし、患者さまにとってのメリットは非常に大きなものになると確信しています。
前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺全摘除術の開始について
当科での前立腺癌に対する手術件数は、これまでで600例を超えるまでになりました。これまでの手術結果を踏まえ、新たなステップとして前立腺癌に対する腹腔鏡下手術を開始しました。
これまでの手術成績について
1992年から2008年までで、564例に対して手術を行ってきました。すべての症例のがん特異生存率は10年で、91.2%でした (図1)。 これは、10年後に前立腺癌が原因でなくなる確率が8.8%で、残りの91.2%の方は元気で過ごされているということです。
しかし、すべての方が再発していないわけではありません。手術の場合、腫瘍マーカーであるPSAのみが上昇し、画像上(CTや骨シンチ)転移を認めないPSA再発ということが起こることがあります。(図2) にあるように、手術後の顕微鏡的結果で切除断端陰性(がんの残存がないと考えられる)であれば、10年で約18%の方にしかこのPSA再発は起こりませんが、切除断端陽性(がんの残存が疑わしい)であれば約60%の方にPSA再発が起こります。
しかし、PSA再発が起こっても心配しないでください。一般に前立腺癌の進行は遅く、特に手術をした後のPSA再発のみの場合、その後何も治療しなくても転移が出現してくるのは7-8年後とされています。ですから、PSA再発が起こった時点で適切な治療をすれば、その後の生活に支障を来すことはほとんどありません。このことが図1に示した高いがん特異生存率につながっています。
また、手術の特徴ですが、顕微鏡の結果が、早期がんでしかも切除断端陰性であればその後10年間でPSA再発を来す可能性はわずか9%でした (図3)。 このように早期がんで手術をすればその後再発の心配はまずないと考えていいでしょう。
しかし、ここでもう一つ重要なことがあります。早期がんでは手術以外に様々な治療法があるということです。たとえば、小線源治療もその一つです。それぞれの治療には一長一短がありますので十分相談された上で治療を決めるのがよいでしょう。 |