|
||||||||||
前立腺がんの治療法は、がんの進行の具合(進行度、ステージといいます)やがん細胞の悪性度(分化度、グレードといいます)、患者さまの健康状態や年齢によって異なります。その中でも、進行度がもっとも重要です。まず前立腺がんの治療法を説明し、その後、進行度による治療法の選択について述べます。 |
||||||||||
目 次 |
||||||||||
| 1)手術療法について ◇手術についての説明 2)ヨウ素125シード線源による永久挿入密封小線源治療について ◇もっと知りたい方へ ◇ブラキセラピーの説明 3)放射線療法について 4)内分泌療法について 5)進行度による治療法 |早期がん| 中期がん| 転移がん| |
||||||||||
| 1)手術療法(前立腺全摘除術)について |
||||||||||
前立腺をすべて取り除き、膀胱と尿道をつなぎ合わせる手術です。
|
||||||||||
| ◆手術についての説明◆◇◆ |
||||||||||
| 2)ヨウ素125シード線源による永久挿入密封小線源治療について |
||||||||||
放射線治療のひとつで、前立腺の組織の中に線源を挿入して照射する組織内照射(ブラキセラピー)のことです。ブラキセラピーは欧米では一般的に行われており、日本でも最近治療可能となりました。
|
||||||||||
| 3)放射線療法について |
||||||||||
|
放射線により、がん細胞の分裂や増殖を抑えて、がん細胞を殺してしまう治療法です。 前立腺がんに対する放射線療法には、体の外より高エネルギーのX線により治療する外照射法と前立腺の内に線源を入れて照射する組織内照射法(ブラキセラピーといいます)があります。 |
||||||||||
| 4)内分泌療法について |
||||||||||
前立腺がん細胞は男性ホルモン(テストステロンといいます)の刺激により増殖を続けます。前立腺がんの内分泌療法は、このテストステロンを遮断し、がん細胞の増殖を抑えようとする治療法です。 この治療法は、手術療法や放射線療法と異なり、がん細胞を完全に取り除いたり、殺してしまう治療ではなく、増殖を抑えておとなしくしてもらおうとするものです。 |
||||||||||
| 5)進行度による治療法 |
||||||||||
| 進行度を下記のように分けます |
||||||||||
![]() |
||||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
1.早期がんについて 完全に治ることが期待できる手術療法か放射線療法が行われます。 治療効果はほとんど同じであり、通常は平均余命が10年以上ある方(日本人では75歳)には手術療法が、それ以外の方には放射線療法が選択されます。 また、ごく一部の方には、無治療経過観察(待機療法)が行われます。これは、前立腺がんと診断されてもすぐに治療を開始せずに、血液検査(腫瘍マーカー、PSA)を定期的に測定しながら、がんの増殖が活発となった時点ではじめて治療を行うという方法です。 |
||||||||||
2.中期がんについて 手術療法や放射線療法だけでは完全に治ることは少なく、これらの治療法と内分泌療法を一緒に行う場合や最初から内分泌療法のみのこともあります。この際、がん細胞の悪性度や患者さまの年齢、健康状態を考えながら治療法を選びます。 |
||||||||||
3.転移がんについて 内分泌療法が行われます。抗がん剤による化学療法は効果がなく、はじめから行われることはありません。 |
||||||||||
|
||||||||||