病 理 Qs&As       

Q1
病理とは何ですか。

A1
病理学は病気の成り立ちについて研究する医学の一分野です。病理学のことや病理学を行う部門を病理と呼ぶこともあります。病理学は大きく実験病理学と診断病理学に分けられます。実験病理学は主として大学等で行われ、研究により病気の成り立ちを探っています。診断病理学は主として病院で行われ、病気になった身体の一部(組織)を詳しく調べて病気の診断をしています。臨床検査科病理では、診断病理学を行っています。

Q2
とられた組織はどのようにして調べられるのですか。

A2
とられた組織を加工して組織標本を作り、顕微鏡で観察して、どのような病気かを診断します(組織診断)。

Q3
だれが組織診断をするのですか。

A3
病理医が行います。日本病理学会は、定められた訓練を受け、試験に合格した医師を認定病理医として認定しています。認定病理医になってからも5年ごとに資格更新のための審査があります。四国がんセンターの病理医は認定病理医です。

Q4
病院に病理医がいると何か良いことがありますか。

A4
まず、手術中に組織診断ができること(術中迅速診断)があります。手術中に切りとった組織からその場で組織標本を作製して顕微鏡で観察し、手術室に報告します。術中迅速診断を行うことにより、手術中にそこに癌があるかどうかがわかるので、なるべく小さく悪い部分のみをとったり(縮小手術)、手術中に治療方針を変更したりできます。また、四国がんセンターでは病理も含めた各科の医師が患者様の治療方針について話し合う機会が多くあります。病理医がいると個々の患者様に応じたきめ細かい治療が行えます。


西村理恵子 四国がんセンター・臨床検査科長