専門部会について

がん登録専門部会:活動実績抄録・学会報告・冊子等

研修年度の愛媛県内全施設の院内がん登録データを集計し、毎年発刊しています。
2016年度は、『がん登録でみる愛媛県のがん診療 2015年 院内がん登録より』として2017年2月に発刊しました。

 

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がん登録でみる愛媛県のがん診療
2011~2015年 院内がん登録より

愛媛県がん診療連携協議会 がん登録専門部会

 

はじめに

 

 『がん登録でみる愛媛県のがん診療 2015年院内がん登録より』を上梓します。

愛媛県がん診療連携協議会・がん登録専門部会は、愛媛県のがん登録の体制の整備を目指し、実務者の研修・情報交換の場としての役割を担ってきました。『院内がん登録情報・解析研修会(解析研修会)』は、院内がん登録の利用促進を目的とし、実務者自身が自施設などのデータを分析し評価を行うための研修会です。この冊子は解析研修会が平成25年以来毎年発行している成果物の5冊目です。愛媛県の7つのがん診療連携拠点病院と6つのがん診療推進病院が参加しています。本冊子は愛媛県の院内がん登録データを共通のフォーマットで集計・解析したものです。

 

『院内がん登録』は、各病院が、自施設のがん情報を全国共通の規則で登録するデータベースで、その意義は多岐にわたります。『全国がん登録』にとっては、院内がん登録が最も信頼性の高い情報源です。院内がん登録を行う各病院にとっては自施設のがん診療の内容を、がん対策を担当する行政機関にとっては、国・県など行政区域内のがん診療の実態や医療資源の分布を把握する重要な資料になります。住民・患者にとっては、近所の病院がどんながん診療を行っているかを知るための最も身近ながん情報です。がん情報の台帳としてDPCなど様々な情報と組み合わせてがん診療の質を見る試みも行われています。

しかし、院内がん登録のデータを利用して解釈する点でも、医療者や住民に提示する点でも、院内がん登録の能力はまだ充分に引き出されてはいません。院内がん登録から地域に有益な情報を引き出し活用するには,解析法の研修を通じた利用者のレベルアップや、新しい活用法の開発が必要です。

 

愛媛県で2015年分として登録され、今回集計された院内がん登録の件数は11,734件に及びます。愛媛県は院内がん登録の精度が高く、院内がん登録で把握されるがん罹患の割合が予想罹患数の9割近くに及ぶと言う特徴が有ります。よって本冊子を通覧すれば各施設のがん診療のみならず、愛媛県全体のがん診療の現状が見えてきます。解析結果に対する参加施設の代表者のコメントと各施設の実務者による短い解説を記載していますのでご参考にしてください。各施設の診療や愛媛県のがん対策のための基礎資料として少しでも活用して頂ければ幸いです。ただし、がん登録のルールなどを熟知しておかないと解釈が難しい部分があります。詳しく知りたい方は各施設のがん登録実務者にご相談ください。

最後になりましたが、本研修会および本資料作成にあたりご協力ご指導頂きました各施設の皆様に御礼申し上げます。

 

平成29年2月

愛媛県がん診療連携協議会 がん登録専門部会長

寺本典弘 

 

 はじめに 『がん登録でみる愛媛県のがん診療 2014年 院内がん登録より』を上梓します。愛媛県がん診療連携協議会・がん登録専門部会の主催する『院内がん登録情報・解析研修会(解析研修会)』が平成25年以来毎年発行している成果物の4冊目です。愛媛県の7つのがん診療連携拠点病院と6つのがん診療連携推進病院が参加しています。本冊子は愛媛県の院内がん登録データを共通のフォーマットで集計・解析したものです。 今年1月、ついに『がん登録等の推進に関する法律(がん登録推進法)』が施行されました。同法で推進が謳われている『院内がん登録』は、各病院が、自施設のがん情報を全国共通の規則で登録するデータベースです。 その意義は多岐にわたります。がん登録推進法のメインプロジェクトでもある『全国がん登録』にとっては、院内がん登録が最も信頼性の高い情報源です。院内がん登録を行う各病院にとっては、自施設のがん診療を把握する資料となります。がん対策を担当する国・県など行政機関は、院内がん登録を解析することによりがん診療の実態や医療資源の分布を把握することが出来ます。住民・患者にとっては、近所の病院がどんながん診療を行っているかを知るための最も身近ながん情報です。しかしながら、院内がん登録から地域に有益な情報を引き出し活用するには,解析法の研修を通じた利用者のレベルアップや、新しい活用法の開発が必要です。 がん登録専門部会は、愛媛県のがん登録の体制の整備を目指し、実務者の研修・情報交換の場としての役割を担ってきました。解析研修会は、上述の課題克服を視野に、院内がん登録の利用促進を目的とし、実務者自身が自施設などのデータを分析し評価を行うための研修会です。愛媛県で2014年分として登録され、今回集計された院内がん登録の件数は拠点病院・推進病院合わせて12,816件に及びます。愛媛県は院内がん登録の精度が高く、院内がん登録で把握されるがん罹患の割合が予想罹患数の9割近くに及ぶと言う特徴が有ります。よって本冊子を通覧すれば各施設のがん診療のみならず、愛媛県全体のがん診療の現状が見えてきます。解析結果に対する参加施設の代表者のコメントと各施設の実務者による短い解説を記載していますのでご参考にしてください。各施設の診療や愛媛県のがん対策のための基礎資料として少しでも活用して頂ければ幸いです。ただし、がん登録のルールなどを熟知しておかないと解釈が難しい部分があります。詳しく知りたい方は各施設のがん登録実務者にご相談ください。

 

最後になりましたが、本研修会および本資料作成にあたりご協力ご指導頂きました各施設の皆様に御礼申し上げます。

 

平成28年3月

愛媛県がん診療連携協議会 がん登録専門部会長

寺本典弘